読書会レポート:スタンフォード自分を変える教室編

レポート目次

1.どんな会だったか

2.トークテーマ

①意志力は鍛えられる?

 1)意志力は有限?どうしたら鍛られる?

 2)苦しい期間を乗り越えたい、そのための意志力の使い方

  苦しい時期を乗り越えている最中の参加者さんの話(TOEICを勉強編)

②やることリストがやる気を奪う

 1)なぜやることリストがやる気を奪うのか

 2)タスクリストの作りのポイント(タスク管理マニアさんの経験談

 ③コントロールしなければコントロールできる

 1)結果が出るまでがんばる?or頑張れないことはがんばらない?

  ▼結果が出るまで頑張った人の意見

 2)結果を出すまで頑張った結果、損をすることは " ある "

  ▼どういう勉強は足掻かない方がいいのか

   ▼努力できている勉強の特徴

 

3.主催側の気づき・想い

4.おまけ:今回もらって嬉しかった一言

 

 

1.どんな会だったか

真面目な話題をゆるっとした雰囲気で話せた会でした

 

主には、意志力というキーワードを起点に「やりたいことを続ける」ということについて深掘った語り合いができたように思います。

 

意識高い系のふわっとした話でなく、参加した人たちの人生経験も踏まえたとても中身の詰まった話ができて本当に良い時間だったなぁという実感があります。

 

2.トークのテーマ

①意志力は鍛えられる?

②やることリストがやる気を奪う

 ③コントロールしなければコントロールできる

 

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テーマ①意志力は鍛えられる?

1)意志力は有限?どうしたら鍛られる?

 

 どうしたら意志力を鍛えられるか?

 ・瞑想

  やるとフラット・ニュートラルな状態に戻れる

 ・人と話す

 ・ノートに書く 

  やるとモチベーションが上がる、目的がはっきりする

  2パターンのやり方

  ①朝ノートに書く(ノウハウの名前:モーニングページ)

   ▼得られる効果

   自分が無意識に考えていることに気づく

   自分の状態を知れる

   自分で自分を導ける

   ▼どんなふうにやるか

   朝起きた ”  瞬間  ” に思ったことをすべて書く。必ずノート3ページ分書く

 

  ②夜ノートに書く(ノウハウの名前:特になし)

   ▼得られる効果

   雑念を排除できる

 

   ▼どんなふうにやるか

    寝る前に思っていることを全部書く

 

2)苦しい期間を乗り越えたい、そのための意志力の使い方

 

苦しい期間とは?

やりたいことをやっている最中に訪れる伸び悩みの期間

例:webサービスをつくりたい人の場合

やりたいこと:webサービスをつくる!

やること

ユーザーインターフェースをつくる勉強⇒やりたい!&得意! 

= 楽しい!

②サーバー関係の勉強⇒やりたい!&難しい!&苦手!

= 苦しい!

 

やりたいこと:英語の勉強

▼やること

TOEICの問題を解く⇒やりたい!&好き! 

= 楽しい!

②英文法の勉強⇒避けては通れない!&難しい!&苦手!

= 苦しい!

 

この②の部分をどうやって乗り越えるためにどう意志力を使うか

 

▼苦しい時ってどうなる?

当初のモチベーションが出なくなる

もっと効率よく勉強したいって思う

 

苦しい時期を乗り越えている最中の参加者さんの話(TOEICを勉強編)

英語の勉強が好きで、TOEIC300点代から始めて790点(L410/R380)までスコアを上げてるザックさんのお話。

 

英語が好きでTOEICの勉強をしているが、英文法の勉強が苦手でこの勉強を乗り越えるのは苦しかった。

自分で勉強してみるも、どうしても進みが遅かった。

なので、英文法だけを教えてくれる先生を見つけて、指導してもらったところをひたすらやりまくった。

結果、今もTOEICの勉強を続けられていて点数も伸ばせている

 

☆     ☆        ☆        ☆       ☆

 

▼この話から得た気づき

独学でやってみて、限界を感じる壁にぶつかったら外部の力を借りよう!

ただし、いきなり力を借りるのでなくこのルートをたどることが大切

 

やりたいことを見つける⇒自分でやる⇒限界にぶつかる⇒外部の力を借りる

 

▼▼このルートが大切な3つの理由

①外部の力を最大限に活用できる

・吸収率、吸収力が段違い!&深い理解ができるようになる

わからない(泣)、知りたい~!という気持ちがたまりまくったときに外部の力が来てくれると、吸収率がアップする

 

意味はよくわからないけどとりあえずこういうもんだ!っと覚えた物事があって、

それを外部の人に聞くことで、「あ~~~!!なるほどねぇぇぇ!!」となって、知識が染みつく

 

 

②自分にあった適切な講師・教室を選べる

自分が苦手なところ・教えてほしいところがわかっていればそれに特化した講師を選べる。ちゃんとした講師であっても、教えてほしいことと教わりたいことのミスマッチがあるのはもったいない。

ザックさんは「英文法だけを習える講師」にポイントを絞って探したところ、

自分が習いたいことを教えてくれそうな講師の方に出会うことができた。

 

 ③うわっつらだけの教材・講師等にひっかかからない

自分が意地悪な人だった場合、一番ひっかけやすい・カモにしやすいのは初心者

知識がない人は教材・講習の内容でなく「3ヶ月でTOEIC200点上がります!」のような結果に飛びつくので、釣るのが簡単

 

 

その他 

▼やりたいことを続ける秘訣

選択した瞬間を振り返ると良い(良いことも悪いことも) 

 

▼主催者の感想。。。

講師を見つけた時の話で「ホームページは手作り感があってちょっと怪しいかな?っと思ったけど、教えてくれる内容が自分にあっていたのでその講師にお願いしました」というコメントがとても印象に残っています。

 

確かに、自分が学びたいことを明確化できてないと見た目の印象だけにひっかかったり、逆に、本当はベストな出会いなのに見た目の印象だけで見過ごしちゃうなぁと感じて深く印象に残っています。

 

 

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テーマ②やることリストがやる気を奪う?

 

1)なぜやることリストがやる気を奪うのか

 

・理想の完璧な状態の自分の状態でリストをつくるから

エネルギー・意志力100%の状態の自分を思い描いてやることをつくると、

設定したタスクをこなせない⇒やる気がなくなる⇒理想のやることリストをつくる⇒決めたことができない⇒......のサイクルにはまる

 

2)タスクリストの作り方(タスク管理マニアさんの経験談

そのタスクをやって「得る結果」だけじゃなくて、やることを「はじめよう」の気持ちでやることリストをリストをつくると上手くいく。

作り方のポイント

①今できることから書く

例えば「パソコンを開く」をやることリストの1項目にする。このレベル感でやることリストをつくって、ポチポチとタスク完了のチェックを入れていくと自然とやることができていって、気付いたら終わってるという感じになる

 ②やること系とアイディア系は分ける

積読はアイディア系のリストというイメージで、備忘録的にリストをつけてる

 

その他

七つの習慣の「時間管理のマトリックス」の話がでてきて、重要だけど緊急でないことに注目してリストつけるの大事ですよね、という話もでました。

 

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テーマ③コントロールしなければコントロールできる

 話題提起してくれた方(ライブ配信者さん(女性))

 無理やり頭を使ってひねり出したやりたいことは長く続けれなかった、

 でも、むりに足掻かないで自然体でいたら本当にやりたいことに出会えた。

 

1)結果が出るまでがんばる?or頑張れないことはがんばらない?

 

▼結果が出るまで頑張った人の意見

やりたいことをやろうとしたら、結果が出にくいこと段階、苦しい時期にはぶつかる。そこを乗り越えたから見えるものがある。間違った方向性の努力をしているなと思う人は確かにいる。七つの習慣でいう「梯子の掛け違い」をしている人。

ただ、結果が出てみないとわからないことはあるから、結果が出る前に苦しいからやめるというのはなんだかなぁと思う。

 

そして、結果が出た後にあらたな課題も生まれる。

結果:作りたいwebサービスをつくった

新しい課題:作ることに飽きが出てくる

 

だから、早く手を付けた方がいい。悩んでいる時間がもったいない。

 

一方で、結果を出すまで頑張った結果、損をすることはあるのか? 

 

 

2)結果を出すまで頑張った結果、損をすることは " ある "

これもザックさんのお話。

英語を勉強する前にやった 社労士の勉強は本当にもったいなかったと思ったとのこと。

食いっぱぐれない仕事、働けることに繋がる勉強をしようと社労士資格の勉強をしたが、全然うまくいかず結果もでず、その結果落ち込んで体調を崩してしまったそうです。

 

では、足掻かない方がいい勉強の特徴には何があるのか?

 

▼どういう勉強は足掻かない方がいいのか

・キャリアや身分にフォーカスする勉強はつらいかもしれない

 ・結果を出すため ”  だけ  ” に努力してるのは違う?

 

 ▼努力できている勉強の特徴

英語

ー義務感がない、会社の仕事に関係ない

ー結果が出てる(TOEICのスコア)

ー勉強を始めたきっかけ、好きな人が帰国子女でその人と共通の話題をつくりたいと思ったことがきっかけ 

 

プログラミング

ーツールを作りたいと思って勉強を始めた

 タスク管理ツールをつくりたいと思って始めたのが勉強を始めるきっかけ

 いろんなタスク管理ツールを使っていたが、痒い所に手が届くツールがなく

 じゃあ自分でつくるか、となった

ー会計ソフトとかは作ろうと思わない

 今あってもう満足しているツールがあるものを作ろうとは思わない

ー会社の仕事に関係ない

 

3.主催側の気づき・想い

いろんな人生経験を持つ人が集まって話をすると、本の内容に関して

各人の実体験や実際に考えたこと、感じたことが肉付けされていって身の詰まった話ができるなと感じます。

 

良い本についていろんな人が語り合うことで、本の内容がより膨らんで、論理や思想に経験や生の言葉や経験がついて本の内容が現実味を帯びてくる。そんな気がしました。

 

今回のレポートは以上にしたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。

 

4.おまけ:今回もらって嬉しかった一言

読書会で話す時間がリラクゼーションの時間になってる